年を重ねりゃ、体も家も同じでガタがくるもんだ。
ジジイしゅうの体もあちこち悲鳴をあげて、今や病院をハシゴするのが日課。
まあ、病院ジャックとでも言うかね。「お宅のカルテ、スタンプカードにしたら?」
なんて冗談を言われる始末だ。
そんな折、朝メシかきこみながらニュースを聞いてたら
「東京・杉並区で古い家屋が倒壊!」なんて全国ニュースで流れてきた。
オイオイ、田舎じゃ古屋がつぶれるのは日常茶飯事だぞ、と思いつつ耳を傾ける。
どうやら、そこそこ立派な木造家屋が老朽化でドサッといったらしい、
いやはや、人ごとじゃないな。
考えてみりゃ、人間の体も家も似たようなもんだ。
体は病院で点検やら修理やらしてもらい、
ありがたいことに90歳も100歳も夢じゃない時代になった。
でも家は? ほとんどが木造で、ちゃんとメンテしなきゃ、そりゃ朽ちる。
住む人が手入れをサボれば、いずれはドサッと崩れる運命。今回の杉並の件も、その典型だろう。
つまり、ジジイもしっかりメンテしながら長持ちせにゃならんし、
家も人も「放っといたらアウト!」ってことだ。
病院の待合室で順番待ちながら、「お互い点検中だな」なんて建物に語りかけたくなる。
結論? 人も家も用法・用量を守り、正しくメンテナンスいたしましょう、ってやつさ。
転ばぬ先の杖、そして崩れぬ先の修繕。笑い話にして済ませられるうちに、手を打っときたいもんだね。