福岡市認可障害者就労継続支援 株式会社マザーアース


EPISODE-30|ジジイ、お米券?

配るくらいなら、最初から取るなと思う昼下がり

耳にする「お米券」。
政府さんが物価高対やたら策だとかで、自治体を通して配るらしい。米が高いのが起因で、用途は限定しません、とのご説明。いやはや、考えましたなあと感心半分、首かしげ半分のジジイである。最近

で、福岡市はどうしたかというと、お米券はやらずに下水道料金を2か月無料にします、だそうな。なるほど、水は生きる基本。毎日使うし、誰でも平等に恩恵がある。どうせなら上下水道まとめてタダにしたらええのに、と思うのは欲張りか。お米券を配る手間もかからんし、これはこれで賢いやり方かもしれん。

しかし、よく考えるとだ。結局は集めた税金をぐるっと回して返してるだけ。最初から取らんでええんじゃないの?と、テレビに向かって小さくツッコむ昼下がり。ジジイになると、こういう独り言が増える。

目は弱ってきたし、細かい字は読みにくい。でも、世の中をぼんやり眺めながら文句を言い、工夫に気づき、笑えるうちはまだ現役。弱視になっても、頭と口は元気だ。水道代が浮いた分、今日はコメを一合多めに炊こうか。そんな小さな前向きも、立派な社会参加だと、ジジイは思うのである。